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良心的なお店って?


「良心的なお店」って言葉ありますよね。
中古レコード屋の場合は
はたしてどんなお店が良心的って言うんでしょうか?

とにかく安いお店?
そりゃ安いのは魅力的です。

例えば、
同じレコードがA店では500円、B点では1500円で売られていたとします。
やはり、良心的なのはA店でしょうか?

ちょっと視点を変えて、
自分がこのレコードをお店に買い取ってもらう側だとしましょう。
A店の査定は50円、B店の査定では500円だったとします。
いかがですか?
この場合、A店が良心的だと感じますか?

もうちょっと突っ込んでみましょう。
A店のレコードには埃やカビが多数あり、
ちょっと見ただけでは盤質もよくわからないような状態。
価格は値札シールが貼られているのみで、
ほぼ買い取った時の状態のまま売られています。

B店のレコードはジャケットも盤も綺麗にクリーニングが施され、
値札には盤やジャケットの状態、作品のバックホーンやどんな人にオススメかなど、
お店独自のポップが書き込まれています。

さてさて、良心的なのは?

私が言いたいのは、
A店よりB店が良心的だ、とかいう事では決してありません!
物の価値は人それぞれだし、価格にはそれなりに訳があるもの。

盤なんて自分で綺麗に出来るから安い方がいいという人もいるでしょうし、
知らないレコードでもお店のポップに惹かれて買ってみた、という人だっているでしょう。
いやいや、100円で買い取り800円で売る店こそが良心的だ、
という人だっているかと思います。

安いか高いかだけで良心的なお店かどうかなんて、
一概には言えないではないかと思うのです。

物やサービスの裏には様々な物語があり、
その物語の質や量など、いろんな要素が価格には反映されています。

一見見えづらいその裏側の物語に対して、
高すぎもせず、安すぎもしない対価設定がなされてるお店。
私が思う良心的なお店とはそんなお店です。

一方では過剰に安さばかりを求め、
一方では名前だけのブランドに踊らされる。。。
破棄された食品が横流しされたり、
偽装された高価なものに大金を払ったり。。。

安いか?高いか?
得か?損か?
金持ちか?貧乏か?
そんな極端に二極化された社会に
居心地の悪さを感じるのは私だけでしょうか?

せてめ音楽の中だけは
もっともっと自由であって欲しいものです。
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