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はざまを聴け!
       
先日お客さんから「開店準備のブログ読んでますよ」と言われたので
自分でも久しぶりに読み返してみた。
「ジャンルとジャンルの隙間にあるカテゴリーされずらい音楽や、メジャー級でなくとも見落とされている埋もれた音楽…」(http://blog.otonomad.com/?eid=850848#sequel

そうだ、そうだ!そういう音楽にこそスポットを当て丁寧に紹介していこう!
 そんな想いでこの店を始めたんだ!
「ちゃんとやってるかい?」
5年前の自分に問いただされたようで何とも身が引き締まる思い。。。


最近よくお問い合わせを頂くモリー ドレイクの作品。
この作品、あえてレコード屋的にジャンル分けをするなら
「ボーカル」ってカテゴリーになるでしょうか?
中古レコード屋の「ボーカル」コーナーって昔から人気がないんですよね。
そりゃ、普段ロックやダンス音楽を聴いている若いリスナーさんは見向きもしませんよね?

それでも、耳の鋭い人はこういう所から「古くて新しい音楽」をめざとく発見するものです。
誰も目にとめないコーナーから自分の感性にあったお宝を発掘する。
今では形骸化した「レア グルーヴ」なんてのもそういう所から始まったものでした。

他人がなんと言おうと「俺はいいと思う!」
音楽家たちのエゴや自己陶酔、評論家先生方のお言葉をグルーヴィーに撃ち抜く!
それこそが「レア グルーヴ」の素晴らしさで、自分もそこに強く惹かれたものでした。
まるでパンクに出会った時のように。。。

それでも、昨今人気の高い「ニューエイジ」「フュージョン」「フォーク」なんてコーナーもちょっと昔までは誰も目にとめない不人気コーナーだったんですからわらないものです。
(昔から好きな方はごめんなさい。あくまで中古レコード屋的な一般論ですので…)

DJやガイドブックがど〜だ〜とばかりに紹介する珍しいレコードを
たった数百円で買おうなんて、インターネットが普及した今の時代ではとうてい無理な話。
まあ、そんなの今となっては「レア」でも「グルーヴ」でもないですしね…

ちなみにモリー ドレイクのCD/LPですが、
当店ではジーン リッチーやシェルビー フリントなんかと一緒に聴いてくれたら嬉しいな〜
なんて思って「フォーク」コーナーに入れてあります。

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